0120-1919-55お悩み相談 - 恋人・夫婦関係編
プライバシー保護に基づいて一部内容を変更しております。
[case9] もう暴力夫と離婚だ！
相談者：３０代の主婦
[ご相談内容]
「両親が事故で死んで、施設で育った」と言う夫に同情して同せいを始め、周囲の反対を押し切って結婚しました。
夫は「近く遺産がもらえる」と言って働かず、私が借金して生活費を賄いました。一向に遺産は入ってこないのを問いただすと暴力をふるわれました。
その後、借金が膨らみ住む所もなくなって、死んだと話していた夫の両親の家に転がり込みました。死んだというのは、何と作り話だったのです。
今は夫も仕事をするようになり、借金も少しずつ返しています。でも、口論すると私や一歳の子供に殴りかかります。うそをついていたことも許せないし、こうしたことを理由に離婚できるでしょうか。以前別れ話をしたら、「探し出して殺す」と脅されました。借金がなくなるまでは我慢した方がいいのでしょうか。
同せいする時の夫の作り話はともかく、結婚後も子供といっしょに殴られるというのは、「婚姻を継続し難い重大な事由」に当たります。夫が離婚を承知しないときは、裁判で強制的に離婚できます。離婚する時には、生活費に充てた奥さん名義の借金は、夫に支払うように要求できます。それに、慰謝料の請求も可能です。
しかし、別れ話をすると「殺す」と脅す夫と、直接離婚話をするのは無理でしょう。まず弁護士を依頼してから、別居して、夫と交渉してからのほうがいいと思います。その場合、費用を立て替えて弁護士を紹介してくれる制度がありますので、近くの法律扶助協会で相談してください。
その前に、子供をかかえて別居後にどうして生活するかが問題です。両親に協力を求め、市役所の福祉担当課で自立する方法を相談するのが先決でしょう。家庭内暴力から保護する法律もでき、各自治体ではその相談・支援に応じております。そこで相談するのもいいと思います。
わたくしたちのところの顧問弁護士を紹介してもかまいませんよ。いつでも言ってください。
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