お悩み相談 - 金銭トラブル編
プライバシー保護に基づいて一部内容を変更しております。
[case11] 裕福だった実家に大きな借金
相談者:二十代の主婦
[ご相談内容]
実家のことで悩みがあります。会社を経営する父が不動産取引に失敗し、大きな借金を抱えました。自宅を担保に入れ、生命保険を解約し、質屋通いをして生活費に充てています。それまで裕福だったのがうそのような生活ぶりです。
そんな父に「すぐに返すから」と頼まれ、夫に内証で二百万円を貸しました。ところが四年が過ぎ、私が出産・退職した今でも返してくれません。それどころか、父はさらに借金を求めてくる始末。母は「夫婦関係が悪くなるから貸さないで。自分の生活を大切に」と言ってくれます。
父にもしものことがあれば、保証人となっている母や親類のことも心配です。財産よりも借金が多い場合、父の死後どのようになるのでしょう。こんな実家とどのように付き合っていけばよいでしょうか。
父の死後、残された財産より借金の方が多かった場合は、そのことを知ったときから三か月以内に、家庭裁判所に相続放棄の手続きをすれば、借金を相続しなくてすみます。ですが、父の保証人になっている母は、相続放棄をしても、自分が保証した金額については、返す義務が残ります。
実家を思う奥さんの気持ちもわかりますが、お母さんの言う通り、自分の生活を大事にすべきです。妻が夫に内証で二百万円も貸すなんて、普通なかなかできることではありません。奥さんは、既に自分の能力以上に実家へ援助をしてるのですから、それで十分ではないでしょうか。
お金を返してくれないと悩むくらいでしたら、これ以上、お父さんにお金を貸すべきではありません。そして、貸したお金は、戻れば幸い、戻らなければ、お父さんにあげたものと考え、気持ちを切り替えてはどうでしょう。
これからは、実家とはお金の貸し借りを抜きにしたお付き合いをしていけば良いと思います。
昨今金銭がらみで身内をも殺傷する時代です。今回のような相談は今後重大な問題になってくるやもしれません。
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