0120-1919-55お悩み相談 - 金銭トラブル編
プライバシー保護に基づいて一部内容を変更しております。
[case3] 父の土地が伯父名義？
相談者：三十代の主婦
[ご相談内容]
四十年前に父が土地を購入した際、物件探しを伯父に依頼しました。ところが、伯父はその土地を勝手に自分名義で登記してしまいました。
ローンは全額父が支払い、今はそこに家を建てて両親と妹が暮らしています。
名義を変更するよう伯父に頼んでいますが、聞き入れてくれません。今では父もあきらめ、
「現に住んでいるのだから、出て行けとは言わないだろう」
と楽観しています。父も伯父も七十代と高齢なので、どちらかが亡くなった時に相続に関してトラブルになるのではと心配です。伯父にも息子がいるからです。
生活に余裕のない伯父に、土地代金の支払い能力がないことは明らかです。後々もめ事にならないよう、すっきり決着をつけたいのですが、強制的に名義を変更させる手段はないものでしょうか。
話し合いによる解決は確かに難しそうですが、簡易裁判所の民事調停をすれば、解決が可能かもしれません。
登記簿を見てみなければ分かりませんが、もし伯父が土地を買い受けたことになっているのでしたら、どちらさん（だれ）がどうして支払ったのかと問いつめれば、伯父は答えられなくなる。もし、「奥さんの父に買ってもらった」と主張するようでしたら、父が家を建てた経緯などを話せば、やっぱり伯父は窮地に立たされるのではないでしょうか。
伯父と父のどちらが先に死亡しても、相続がからむと話はさらに複雑になるのですから、今のうちに解決しておく必要があります。調停で訳の分からないことをいって引き延ばしたり、調停に出て来ないような時は訴訟に踏み切るしかありません。
事実関係がはっきりしませんが、訴訟では、伯父に土地の購入を委任したことを理由にして、所有権が父にあることの確認を求め、一度に、移転登記を伯父に請求する、と言うことになると思います。
たとえ家族や親族であっても、こうやって揉め事がおきる世の中なのですね。
皆さんもしっかり自分の財産を守らないといけません。
簡易裁判所での民事調停は結構、簡単ですので、ご自分でできることだと思います。もしできないのでしたら、いつでも言ってきてください、力になります。当然、良い仕事をさせて頂きます。
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