調査実録

[case3] 行方不明の元妻が子供を連れ去って虐待

依頼者は東京都内に住む30代後半の男性・浅井氏。
体格は中肉中背で、髪もスッキリとまとめ、服装もスーツにネクタイ。
妻と3人の子供を持つ、ごく普通の会社員である。

依頼内容

浅井氏から最初の依頼を受けたのは、3月頃のこと。浅井氏の妻・和子が突然、家を出たまま、行方不明になっているので、捜してほしいという。「警察に捜索願いは出されましたか?」と尋ねると、「事が大げさになりそうなので・・・」との答え。

30代前半の和子には、それまでに不審な様子はなく、立ち回り先の心当たりもない浅井氏は困り果てた様子であった。

調査報告

当初、調査は順調に進んだ。

まず、和子の友人関係をリストアップ。よく電話をしていた順に当たってみると、「共田という男と一緒に逃げているらしい」という情報が上がってきた。

ほどなく、和子の所在を突き止め、戻るように説得すると、和子も説得を受け入れて、一度は、浅井氏の元に帰ってきた。

しかし、その後も二度、三度といなくなるため、ついに浅井氏と和子は4月に協議離婚。ここまでは、よくある不倫話である。

ところが、離婚成立から2ヵ月ほど経ったある日、浅井氏から、「子供が3人とも居なくなってしまった。どうやら、和子が連れていったらしい」という連絡が入った。

子供の行方を追う相談をしていたところ、数日後、1番上の長女だけが浅井氏宅に帰ってきた。彼女から話を聞くと、3人の子供を連れ出したのは、浅井氏の予想通り、和子。現在、和子は共田と暮らしていて、子供たちを連れ去ったのは、子供かわいさからの行動だったらしい。さらに、和子と共田が残る2人の子供と暮らしている住所も判明したので、子供を取り戻す相談をしていたところ、和子が親権の復権を家裁に申し立てた。

そのため、無理に子供を連れ戻すこともできず、事態を見守ることになり、そのまま1年近くが経った頃、浅井氏から再び、思わぬ連絡が入った。

「さきほど、警察から連絡があって、子供たちが虐待を受けていたらしく、病院に入院しているようなんです」

確認してみると、入院していた2人の子供は、たしかに浅井氏の子供達。話を聞くと、子供たちは和子と共田の双方から、毎日のように虐待を受けていたという。しかも、和子は子供を病院に連れてきた後、そのまま共田とともに行方をくらませていた。

半月後、和子は、共田と一緒に、警察に逮捕された。容疑は幼児虐待。和子の生活保護の申請を受けた区役所から警察に連絡が回り、2人で金を受け取りに区役所に来たところを捕まったのである。
退院した子供たちは浅井氏の元に戻り、現在、3人の子供は浅井氏とともに幸せな生活を送っている。

それにしても、男をつくって家を飛び出ておきながら、気まぐれから子供たちを誘拐でもするかのように連れ出し、何の罪もない我が子を入院するほどの虐待までして、さらに行方をくらます和子の身勝手さには、文字通り呆れるほかない。

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