■結婚って?離婚って? |
about marriage
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「結婚」は法律上では婚姻と言われます。
この婚姻とは何でしょう?
法律上は当事者である男と女、個々の社会的性秩序を守り
子供の出産と養育にあたる家庭を作り上げていくという社会的な
性格を持っています。
簡単に言うと、結婚をしたら浮気をせずに奥さん・旦那さんと
力を合わせて子供を育てていきなさいと言うことです。
そこで社会から正式な夫婦と認められるには法律が定める
要件を備える必要があります。
その要件には実質的な要件と形式的な要件があり良法を備える必要があります。
ではそれはどのようなものかというと
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実質的な要件 |
□当事者である男女二人共に結婚する意志があり、なおかつ夫婦関係を成立させ
ようとする意思が必要
□男18歳、女16歳以上であること
□二人共が結婚していないこと(重婚でないこと)
□女性が結婚する場合、離婚してから6ヶ月以上経過していること
□近親者どうしでないこと
□未成年者が結婚する場合は父母の同意があること |
これらの要件を満たすことで正式に婚姻という形になります。
では離婚とは何でしょう?
離婚は結婚の反対ですが結婚とは大きく違う点があります。
それは結婚は当事者同士の意志の合致がなければ成立しないが離婚は一方的に強要できる
場合があります。そして離婚には大きく分けて?協議離婚?調停離婚?審判離婚?裁判離婚の
4つの離婚形式があります。それぞれの方法については【離婚の種類】をご覧下さい。
協議離婚が法律上有効に成立するためには、婚姻と同じく実質的要件と形式的要件が必要です。
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実質的な要件 |
□当事者である男女共に離婚しようとする意思の合致があること |
実質的要件と形式的要件のどちらが欠けても、結婚と同じく離婚も成立しません。
例えば、実質的要件の離婚するという意思がなければ形式的要件である離婚届が提出されても
その離婚は無効になります。
逆に、実質的要件を備えて、実際別居していたとしても形式的要件であるである離婚届が
提出されていなければ、勿論離婚は成立せず夫婦として二人はとり扱われることになります。
しかし、同じ離婚でも裁判離婚になると少し事情は変わってきます。
裁判離婚では、離婚しようとする意思の合致が無くても一定の離婚原因がある時は裁判所が
判決をだして離婚を命令します。法廷上の離婚原因については【法廷上の離婚原因】に
詳しくありますのでそちらをご覧ください。
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